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早期発達行動介入に関するRCT試験結果

 
 

最近の米国疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention:CDC)のレトロスペクティブな調査研究(http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/ss5810a1.htm?s_cid=ss5810a1_x)から、米国の1%の子供が自閉症スペクトル障害(autism spectrum disorder:ASD)に苦しんでいることが示唆される。ランダム化臨床試験において、Seattleの研究者らは、ASDを有する幼児48人(年齢範囲18~30ヵ月)を対象に、包括的行動介入と地域社会での通常のケアを比較した。介入(Early Start Denver Model)は、訓練を受けたセラピストと親が、1日4時間、週5日、自宅で実施した。

介入群の親は、1週間に平均15時間の個別療法の実施を報告した。対照群の親は、1週間に平均9時間の個別療法および9時間の発達支援プレスクール(developmental preschool)の実施を報告した。2年間の治療後、介入群は、通常ケア群と比較して、2つの主要アウトカム指標、すなわち、発達および認知に関する標準化された検査ならびに適応行動を判定する親の面接について、有意に大きな改善を示した。認知に関する指標では、ベースラインからの改善が、平均で、介入群で17ポイント(61~78から)であったのに対し、対照群では7ポイント(59~66から)であった。

コメント:著者らは、この試験は、自閉症の幼児における早期の発達行動介入に関する最初のランダム化試験であると述べている。その結果は目覚しい。相当に広範であった通常ケアと比較しても、認知能力、適応行動ともにかなり向上している。効果を維持するために治療を継続しなければならないかどうか、この介入が他の厳格な教育的介入と比較して優れているかどうかは、まだ明らかになっていない。

— Howard Bauchner, MD

Published in Journal Watch Pediatrics and Adolescent Medicine February 3, 2010

Citation(s):

Dawson G et al. Randomized, controlled trial of an intervention for toddlers with autism: The Early Start Denver Model. Pediatrics 2010 Jan; 125:e17. (http://dx.doi.org/10.1542/peds.2009-0958)
Original article (Subscription may be required)
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