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生体内での微量元素の役割

地球が出来て、生命が生まれ進化してきて

今の私達、人間が存在するわけですが、

まだまだわからないこともたくさんあります。

人の体の中では、取り込んだ栄養を上手く利用するために

さまざまなことが行われています。

糖分や脂肪、タンパク質などを合成したり分解したり・・・

それで体に必要なものを作って生命は生きています。

合成するには「酵素」というものが関係しています。

この酵素の働きにより体の複雑なものが

簡単にできてしまうのです。

しかしこの酵素、働いてくれるには条件があります。

その条件の1つに「温度」があります。

酵素が働くのに一番いい温度というのがあって

それがだいたい38℃なのです。

それを聞いて「えー!」と思う人がいるかもしれませんね。

だって、通常の人の平熱は36℃付近ですから。

36℃くらいだと酵素は、働くには十分でないかもしれません。


しかし、なぜ人の体がちゃんと機能しているのか?不思議ですよね。

実は体には、微量ですけど元素(金属)が存在しています。

またその元素は36℃でも十分酵素が働くようにサポート

してくれています。

つまり、触媒的な役割をしているのです。(補酵素とも呼ばれます)

だから体には絶対必要なもので、不足すると生物は生きていけません。

それらの元素は通常、食べ物の中に含まれているので

普段は特別に摂る必要はありません。


ここまで書くと

もうお判りかと思いますが、「キレーション」というものが

どんなに危険なものだったか(現在、実践されている人は殆どないと

思いますのであえて過去形の表現にしました)

いっしょにマルチビタミンなど飲んでいたとしても

体内に十分量吸収されているかどうか?ですからね。

ただ、微量元素は体に必要と言っても

「微量」だからいいのであって、たくさん摂る必要は

ありません。















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腸内カンジタが原因?

「カンジタ」というのは真菌です。

一般には「カビ」のことですね。

カビというと、じめじめした季節にパンとかに
生えるやつです。

それが発達障害の子たちにの腸には
異常に多く存在していてそれが原因だ、という意見があります。

そのため真菌をやっつける薬、抗真菌薬をだすお医者さんも
いるようです。
他のホームページにも、ファンギゾンシロップを出してもらった、
バンコマイシンをシロップにしたものを出してもらった、など見たことが
あります。

飲んでも腸内の真菌に効果があるが体内に吸収されないので
副作用もない、と書かれていたりします。

確かに、添付文書ではファンギゾンシロップやバンコマイシンシロップは吸収されない
と書いてあります。

しかし・・・・・・・・・・

それは腸に傷がない場合であって
絶対に吸収されない、ということではないのです

腸に小さな傷があった場合、
やはり吸収されます。
そして体に何らかな影響を与えます。

今のところ、真菌が発達に影響を与えているという
証拠はありません。
副作用のない薬は存在しませんし、まして発達障害にファンギゾンやバンコマイシンを
出すなんて考えられません。









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グルテン・カゼインが原因なのだろうか?(2)

続きです。

通常、怪我をしたと同時に痛みを感じます。
しかし、何かに気をとられているときや何かに集中している時は
痛みを忘れているか痛みを感じないときがあります。
その痛みを感じていない時に、内因性オピオイドというものが
働いている、と考えられています。

グルテンやカゼイン由来のペプチドがモルヒネとどこまで構造式が
似ているか解りません。
それに、モルヒネの受容体とくっついたとしても
麻薬の薬理作用とどこまで似てくるかも解りません。

病院などでは麻薬の過量投与などによる呼吸中枢の抑制を
離脱するために、麻薬の拮抗薬を使うことがあるのですが
内因性オピオイドの働きも抑制します。

それで、麻薬の拮抗薬で自閉症に対し効果があるかどうか
研究していた人がいるようです。
しかし、明確な答えはでていないようです。

ちなみに、私の家では
愛兄に食物アレルギーがあり、特に小麦がひどく
小麦製品が一切食べられません。(今は少量なら食べられます)
間違って小麦製品を食べて病院直行、なんてこともありました。
小麦が主原料のものはもちろん、調味料に含まれている微量な
小麦(醤油)、コンソメスープ、ハンバーグのつなぎとして入っている
小麦についても喘息になりました。

あと、脂肪で湿疹がでたり、卵を食べると下痢したり
食べられるものがあまりありませんでした。

したがって、愛が生まれた頃は、我が家は小麦や乳製品を
ほとんど食べていませんでした。
愛兄が食べられないので、みんなも我慢しようということに
していました。
こんな環境だったので、普通の家庭よりもずっと小麦や乳製品を
摂っていなかったのです。

しかし、愛は自閉症の診断(当時)が下されました。

愛については、グルテンやカゼインではないな、と思いました。

欧米は日本よりもパンや牛乳などを摂取することが多いので
原因をそこに求めたのでは?と思います。
もしカゼインやグルテンが原因なら外国と比べて日本での
発達障害の発生比率がすごく低いはずです。










 

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グルテン・カゼインが原因なのだろうか?

アメリカでは
グルテン・カゼインダイエットが盛んなのだという。

「グルテンは小麦に、カゼインは乳製品に含まれる。
両方ともタンパク質で不完全に消化されたペプチドの状態
で体内で吸収され、それが麻薬のような働きをして脳に悪影響を
及ぼすのだという。
なので、小麦製品や乳製品をやめると自閉症が良くなる、らしい。」
と同じようなことを以前の日記にも書きました。

最初に、麻薬と人のかかわりについて書いてみます。

麻薬・・・というとまず思い浮かべるのが、モルヒネ。

モルヒネというのは成分名で、植物のケシの実からとれる液を
固めて乾燥したものを「あへん」と言います。
その「あへん」の成分がモルヒネです。

そのモルヒネを医薬品として使うと、痛みを抑えたり、中枢機能の抑制が
起こります。
このように動物に対しなんらかな影響がある訳です。

そこで、植物から採れたモルヒネを人(動物)に使って何かの作用があった。

このことからなにが言えるのでしょうか?

それは人や動物にも、モルヒネに似た成分がもともと存在する、ということです。

薬物が動物の細胞に影響を与えるには、通常何処かに結合しなければ
なりません。鍵と鍵穴みたいなものです。(受容体といいます)
それがないと、影響を与えません。

なので、そのモルヒネに似た成分を「内因性オピオイド」といいます。
その内因性オピオイドというものはどのような働きをしているのか、というと

何かの作業をしていて、ふと手を見たら、手から血が・・・・
それを見たとたん、急に「イターッ!」っていうことないですか?
手を見るまで怪我をしているのに気がつかなかったこと・・・。

去年?だったか、バイクに乗った人が高速道路の壁に接触し
足首が切断された(かなり重症ですね)のに気付かず、数キロ運転していた、
ということがニュースで報道されていましたが、
これもその一例です。

内因性オピオイドの役割はおそらく、怪我をしたときなどのショックを和らげる
クッションのような働きをしているのではないかと思われます。

つづきはあとで。










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サプリメントについて

サプリメントで自閉症の症状を改善しようとする情報が、よく
インターネットや噂に聞いたりする。
サプリメントでは、自閉症はよくなりません。もし、よくなるのならサプリメントではなく薬として認められるはず。
このような誤った情報はなぜでてくるのか?
これは試験管レベルで、「ある物質が神経に何かの作用があり変化をもたらした。それで効果があるのでは?」ということで
そのある物質の含まれているサプリメントに効果があるのではという考えのようです。
しかし、分子レベルでは効果が
あっても臨床的に(実際に人に対して)効果があるのか疑問です。
たとえば、
一部の薬とグレープフルーツジュースとの間に相互作用があります。(グレープフルーツジュースにより薬の効きめが強くなる)
では、他の柑橘系の果物では
どうなのか調べた人がいます。
その結果、やはり「ある」とのことでした。
気の早い人だと、「みかんジュースもだめなんだ」と思うかもしれません。
ところが、薬に影響を与える位にみかんジュースを飲もうとすれば、たしか1日8リットル飲まなければなりません。
1パックが2リットルとして、朝昼夕と寝る前に各2リットルずつ飲む。体壊しますよね。
そんなに飲む人いるでしょうか?
要するに”現実的ではない”のです。
自閉症を改善させるというサプリメントはこの手が多いのです。うそはないと思いますが
現実的ではない、と思います。
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グルテン、カゼインダイエットについて

小麦に含まれるグルテンや乳製品に含まれるカゼイン(両方共タンパク質)。これらが、完全に消化されずペプチドの状態で腸から吸収されると、そのペプチドが麻薬に似た構造のため、脳に悪影響が起こる。自閉症の子はグルテンやカゼインを完全に消化できないらしく、それらのペプチドが多く見られるという。そのような説がある。
なので、小麦や乳製品を取らなければ自閉症が軽減するとのことだ。
もし、そうだと言えるのならば
麻薬の拮抗薬(ナロキソンなど)を投与したら、自閉症がかるくなるのか?
自分で調べた範囲では分からなかった。
医者もそんなことをして試さないだろう。にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 広汎性発達障害へ
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