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ABA開始1カ月後のプログラム

3年前を振り返ってみました。

愛にABA療育を始めて1ヶ月後のプログラムを

挙げてみます。

行動分析の専門の人に来ていただいて、

アドバイスを受けていた時のものです。

プログラムの内容は、こどもによって違うと思いますが

愛の場合はこれらの事ができませんでした。

・「イスに座って」だけでなく、「立って」「座って」間に「バイバイ」
 「手を挙げて」「拍手」をはさむ

・色形のマッチング

・色の認識(何色?)

・嫌いなものを食べる
 先にきらいなもの、食べたら好きなものをあげる

・騒いでいたら・・・
 「静かに!」(小さな声で指示)、静かになったら褒める

・トイレトレーニング

・上と下

・色を手掛かりにして違う形の区別
 (赤いスプーンはどれ?)

・「もぐもぐして」「歩いて行って」「走って行って」

・「何してる?」

・積み木の組み立て(3,4個)の模倣

・単語模倣(きれいに発音するように)

・単語の表出
 ストロー、洗濯機、つめきり、ブラシ、炊飯器、電話など家にあるもの
 →これが言えたら、「これはなにするもの?」に答えられるようにする

・カード(公文)を使って
 指さし、名前を言う、機能、カテゴリー分類

・衣類の着脱
 大きめの服で練習、服の前後の区別

・スプーンを持つ練習




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セラピストの重要性

愛に障害があるのが分かり、療育を始めるまで
セラピストという言葉は耳慣れないものでした。

ABAを始めようと決めた以上、知識を自分で得ようとすることは
もちろんですが、しかしその得た知識を子供に教えるのは
すぐにはできません。

自分ではこうだ、と思っていても
間違っていることも多々あります。
本に書かれている通りに教えても
「ぜんぜんだめだ!」とあきらめかけたこともあります。

親がセラピーをするといっても、もともと素人なのですから
当然です。

しかし、私は「子供の今の状況を何とかしたい」、との思い
が強くありました。

そこで、行動療法のセラピストと呼ばれる人を探すことに
なりました。

ちょうど隣町にセラピストの方がおられて
その方に来ていただけることになりました。
(渡りに船とはこのことですね)

しかもこの方、米国の大学で行動分析学を学んでおられたので
愛の問題行動をしっかり分析しておられました。
また、課題の立て方、考え方、教え方、なども教えていただきました。

自宅も近いので、初めの数カ月は毎週来てもらっていました。

その結果なのかわかりませんが、
愛は半年ほどで変わっていきました。
問題行動(奇声、多動、わがまま)が減ってきて
落ち着いてきました。

親だけでセラピーを始めると
その教え方を評価してくれる第3者が必要になります。
せっかく教えていても、間違っているかもしれないからです。
初期の療育で専門家の介入は不可欠だと思います。

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初期の療育で一番大事だと思うこと

このブログを訪問されている方の中には
ABA以外の他の療育をされている方もたくさんおられると
思います。

うちの子供を2年以上療育していて一番重要だなあと
感じることがあります。

それは
どんな療育であっても、子供が「模倣ができるようになること
です。
模倣ができるようにする、これをまず第一の目標にするべきだと
強く感じます。

それはなぜか?
模倣ができるということは人のマネができるということです。
すると物事を教えやすくなります。
保育所でも幼稚園でもお遊戯があるのは、そのためもあると
思います。

言葉だけではニュアンスがなかなか伝わらないことも
あると思います。
そういう場合、教える側が例を示して(やってみせて)
子供にその通りに行動させることがあります。
(これをモデリングといいます)
例えば、お風呂で体を洗うことを教える時、洗濯ものを
たたむ時、絵を描く・・・・いろいろあります。

模倣が出来ないのであれば
まず、模倣ができるようになることを目標にすること
それが療育の近道だと思います・・・

とはいえ、実際、問題はそれだけではないですよね。
言葉が出ないため、要求の為の癇癪があったり、忙しく
動き回ったり、言うことを全く訊こうとしなかったり・・・

しかし、そこは発想を変えて
問題行動の原因そのものは望ましい行動を増やす「強化子」に
なることもできるのです。
この場合の望ましい行動は「模倣をする」ことです。
つまり、”模倣ができたら子供の要求を聞くよ”という態度にすれば
いいのではないかと思うのです。
模倣ができるようにするとともに、問題行動は減らしていく。
このブログをずっとご覧になっている方はもうおわかりになるかも
しれませんが、「分化強化」をする訳です。









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教材について

療育に使う教材について書いてみます。
まず、身辺自立を目指す必要がある為、教材になるのは
身の回りのものを使うのが一番いいです。(当たり前ですが)
一番使う頻度や目にする機会が多いからです。

名前を教えるのなら、家にあるもの(食べ物、服、電気製品、文房具、カーテン、、たたみなどの備えてあるもの)
もう少し理解できるのなら場所(風呂、トイレ、洗面所等)
それも理解できるなら、ものの機能(何するもの?)・・・

電車などの乗り物や家にないものなどは、公文のカードで
教えました。(たべもの、のりもの)

新聞の折り込みのチラシも利用しました。
写真なので、電気製品、食べ物、服、靴、大人、子供、男、女・・・
の区別を教えるのに切り取って使いました。
実物でもいいのですが、大きいので机で教えるのは難しいからです。
それと、写真の切り抜きをたくさんしてグループ分け(食べ物と乗り物に分ける、服と食べ物に分ける、男と女に分けるなど)がしやすいということもあります。

100円ショップもよく行きました。
いろんなものの中に、教材になるヒントがたくさんあります。
プラスティック製のコップや食器、スプーンなどはマッチングに使いました。(今ではままごとの遊び道具になっています)

なので療育に使うものは安上がりのものばかりで、あまり高いものは
うちにはありません。

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初期の課題~般化

物の名前まで教えたら今度はそれを般化させます。
例えば、ねこのおもちゃを使い「ねこ」と教えても
ねこの絵や写真を見せても「ねこ」と認識させる必要があります。
愛の場合、人形でキリンや象、カバ・・・など教えましたが
絵本でも同じように認識できるか試しました。
また、実際に動物園にも連れて行き「あれなに?」と訊いて
「きりん」と答えさせました。
さらに動物をビデオに撮り、帰ってから見せて同じように
答えさせました。
同じものを絵や写真、テレビなどで見た時も答えることができるように
します。
食べ物、動物、乗り物、家にあるもの・・・・
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初期の課題~発音の練習

ABAにも音声練習のきちんとしたマニュアルがあります。
愛の場合、なん語が出ていたので言葉もすぐにでてくるだろうと言われていました。
療育施設に通い始めた4月頃(2歳9か月)から言葉が少しずつ出てきました。しかし、発音がまだ不明瞭で聞き取りにくかったので教える必要がありました。
マニュアルには、無声の子を発語させる所から載っていますが、愛は発音が出来ていたので、50音から練習しました。
親が「あ」と言って子供に「あ」と言わせます。
「あ」「い」「う」「え」「お」と順番には教えません。
「あ」の次は「お」であったり、「ん」だったりします。
「ま」行が難しい場合もあります。これは口をつむった状態から
口を開けて発語するからです。
この場合は「ん」を言わせて「んーまっ」と教えます。
愛は「さ」行、「た」行が難しかったようです。


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初期の課題~注意点

ここで注意する点を幾つか書いておきます。
まず、指示は何回もださないこと。
1回の指示でやらない時は、数秒待ってからやり直します。
指示を「手を挙げて・・・手を挙げて!」など何回も指示をだすとそのうちに
1回の指示ではやらなくなってしまうからです。
2回目は手伝って(プロンプトして)その通りにやらせる、そして
手伝っているけど、「よくできたね!」など褒める、お菓子を挙げる。(強化子を与える)
お菓子は少し(かけら位)あげます。あまりたくさんだと、お腹がいっぱいに
なるので強化子としての効果がなくなってきます。
最初できなければ、ずっとプロンプトでやらせます。
プロンプト無しでも9割できるようになると、その課題は習得したといえます。
ここでよくありがちな事は、手を挙げる指示で強化子を貰えたので
(親が)拍手しても手を挙げてしまう、ということがあります。
これには、プロンプトをして親のする通りにさせるのを解らせる必要があります。
子供は「なにか解らないが、親のする通りにするといい事がある」と思わせることが
大事です。
次にその通りにできた時の強化子の与え方ですが、
すぐに与えなければなりません。お菓子などは手に持っていて
1秒以内に与えること。
すぐに与えないと、子供は「何に対してのご褒美かわからない」からです。
最後に、課題は必ず正解させて終わること。
子供が嫌がったのでそのまま終わってしまった、となると子供はこれからも
嫌がってやらなくなります。






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