以前、「わが子よ、声をきかせて」(キャサリンモーリス著:NHK出版)を読んだ。実に勇気づけられる本だ。この本で著者は自閉症が治ったと書いている。あとがきで日本の小児科医が、自閉症が治るというのは信じられないとコメントしている。このことをどう捉えるか? 私の考えは、自閉症は治らないと思っている。ただ、限りなく健常児に近づける事は可能であると信じている。
外国と日本ではこの本に対する感じ方が違うのだと思う。
日本人は几帳面なので、「治る」というからには100%治癒することを意味する。外国では、8割か9割の回復でも「治る」という単語を使うこともあるのだ。この本を批判する人もいるが本の本質を理解するべきであると思う。
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