私の娘が2歳半の時に発達障害があるのが判り、療育施設に通うことになりました。
ある日、父親だけの懇談があって、それぞれ親たちの悲痛な心境を語っておられました。私だって同じ障害を持つ子供の父親です。その気持ちは痛いほどよくわかります。
心が重くなった状態で家に帰ってからも、なぜ悲しいのか辛いのか・・・・・・・
と自問自答しておりました。
そして、ふと或ることに気づきました。
悲しいとか辛いとかいうのは、子供に対してではなく自分(親)が悲しい、辛いのではないかと・・・・・・。
つまり、こういうことです。
世間の目が気になる、障害の子だと育てるのがめんどくさいなど「親の都合で物事を考えてる」から悲しくなるのではないか。
最近、子供を虐待する親が問題になっていますが、これは全て
「親の都合」の結果です。
しかし、よく考えてみると健常児だって社会のなかでりっぱに適応していく人間になるように育てていかなくてはなりません。
障害があろうが無かろうが、社会に適応させていくように教育しなければならないという点では同じなのです。
そのことに気づいてからは気が少し楽になりました。
障害があるから、といって悩む必要はないのです。
それよりも、この子に今何が不足していて何を補わなければ
ならないかを考える方が大事だと思います。
私は、同じように悩んでいるお父さんお母さんに少しでも気が楽になって頂きたい!と思い2007年8月から日記を始めました。
このブログを始めた時は分からなかったのですが、
障害児の問題行動を減少させることで、家族の生活の質がよくなり
暮らしやすくなることで、虐待などの問題を防ぐことができるのではないか
と感じています。
2013年8月更新
注)この文章は随時更新しています。
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