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ABAは魔法ではない

ここ数年でABAの認知度が上がってきて
「視覚支援、絵カードと共に自閉症の3大療育」などと
言われるようになってきました。

このブログを始めた時(最初はODNまいページ)は
ABA療育のブログというのはほとんど見かけませんでした。

ABAにはいろいろな研究が行われており、
自閉症の改善に有効だ、とする論文も出てきています。

確かに、「行動変容」という部分においてはその通りなのですが
ABAで自閉症を「治す」ことはできません。
また全ての課題をカバーすることもできないと思います。

例えば、中学や高校で習う数学をABAで教えることが
できるのでしょうか。

もし仮にできるとしても、大変な時間と労力が必要だと
思います。

しかし、そこまでして教える意義はあるのでしょうか。

かんたんな計算や国語は教えることができると思います。

それよりも電卓の使い方を教える方がよっぽど合理的
だと思うのです。

「その子の成長+α」が能力とすると、その「+α」の部分が
ABAだと思うんですよね。

「成長」より「+α」の部分がかなり大きくなると親も子も
大変になってきます。
なので、その子に合わせた学習の仕方があると思います。



私が考える「自閉症へABAを適応する意義」というのは

「未就学児に対して、ABAを適応し問題行動を減らすこと」。

これに尽きると思われます。

このことが他の療育との一番の違いではないでしょうか。

それ以外の課題は方法が違うだけで、やっていることは
そんなに変わらないと思います(ちょっと乱暴な書き方ですが)。


 











 

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Comment
お久しぶりです
仕事が休みなので久しぶりに訪問しました。
愛パパのブログに書かれていること、いちいち「その通り!」とPCの前で拍手しています。
うちの子は17歳になる高校生で、愛ちゃんくらいのころはTEACCHプログラムを利用し、まずは身辺自立をすることと愛される人間になること?(抽象的?笑)を目標にしてきました。
余談ですが、息子が現在学んでいる高校数学を
私は教えることができません(笑)でも、幼い頃から積み重ねてきたことが実になり、自分で大好きな数学を意欲的に解いています。好きこそ物の上手なれ・・・の言葉通り、理数科の成績は良いですね。
だからといってこの知識が日常生活や将来の進路選択につながるかと言えば一概にそうとは言えないんですよね。
今年が始まったばかりですが、来年はいよいよ進路選択の時期を迎えます。どうなることやら・・・。
Re:お久しぶりです
だんご姫さん、お久しぶりです。

>幼い頃から積み重ねてきたことが実になり、自分で大好きな数学を意欲的に解いています。好きこそ物の上手なれ・・・の言葉通り、理数科の成績は良いですね。

自分で数学を解けるなんてすごいですね!

>だからといってこの知識が日常生活や将来の進路選択につながるかと言えば一概にそうとは言えないんですよね。

一般的には、学校での勉強は社会に出た時の問題解決能力を養う為と言われているよう
ですが、発達障害者においては学校の知識をより深く掘り下げ考えてその結果、思わぬ
発見をしたり、違う発想で物事を考えて新しい事を見つけたりできる可能性があるのではないか、と思います。

だんご姫さんのような子育ての大先輩のコメントをいただけて
勇気付けられました。ありがとうございます。


【 管理人あいのパパ 2010/02/04 21:40】
無題
はじめてコメントさせていただきます。
わたしはASDの息子をもつ母親です。
愛パパさんの日記を読ませていただいた感想です。

親の立場の私がABAを学んで一番よかったと思うことは、目の前で起こっている現象だけでなく、前後の流れ込みで見れるようになったということです。これにより行き当たりばったりの対応が減ったと思います。
ただ私はABAが万能とは思っていません。
いま目の前にある問題にはABAの対応がよいのか、再構造化をしたほうがよいか又は組み合わせるのがよいのかを客観的な根拠をもって判断できるように使う人がなることが大切なのだと思いました。

Re:はじめまして
たれみみさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

>親の立場の私がABAを学んで一番よかったと思うことは、目の前で起こっている現象だけでなく、前後の流れ込みで見れるようになったということです。これにより行き当たりばったりの対応が減ったと思います。

そうですよね!
私も”行動の前後に着目する”ということを知った時、
なるほどなあ、と感心してしまいました。

>ただ私はABAが万能とは思っていません。

その通りです。
そのあたりは当ブログの記事を書く時に気をつけなければいけないと
思います。

>いま目の前にある問題にはABAの対応がよいのか、再構造化をしたほうがよいか又は組み合わせるのがよいのかを客観的な根拠をもって判断できるように使う人がなることが大切なのだと思いました。

まったくその通りだと思います。
例えばABAとTEACCHがそれぞれお互いに補完しあうようになればいいのですが
専門家でさえABA派とかTEACCH派などに分かれてお互いに批判し合っているのはよくありません。
ABA派はまだ少数ですが・・・・。
お互いのいいところを認め合って、どちらも選択肢として選べるような環境になって欲しいです。振り回されるのは私たち親なんですから。

【 管理人あいのパパ 2010/02/04 22:03】
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