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愛にABA療育を行い始めたころの話です。
当時、まだ3歳くらいで
親の言うことも、ほとんど訊かず
やりたい放題でした。
ABAを始めて、課題に対し
徐々にできるようになってくる訳ですが
課題ができると「ご褒美」を与えます。
ご褒美はその子の好きなもの、
例えば、お菓子、
おもちゃ、DSなどのゲーム機であったりします。
愛の場合はお菓子でした。
お菓子は
その子の好きなお菓子の上位20位をリストアップして
それを小さなタッパーに入れて準備します。
それを、課題が出来た毎に順番に与えます。
なぜ、お菓子の種類を多く準備するのかというと、
同じお菓子ばっかりだと、飽きてしまい
ご褒美の効果が薄れてくるからです。
愛の場合は、お菓子の種類は少なかったです。(あまり甘いものが得意じゃない
からです)
おもちゃやDSの場合はどうするか?
課題が出来たときに、素早く与えて時間を計ります。
(例えば1分間など)
で、時間が来たら、さっと取り上げます(無言で)。
そして次の課題へ、という具合に事務的に進めます。
一口に「ご褒美」といっても
いろいろあって、使い方もいろいろですが、
その当時入っていた親の会の先生に、
「今はお菓子やおもちゃでいいけど、そのうちに
褒めるということをご褒美としていかないとだめですよ」
と言われました。
大きくなっても、報酬がお菓子やおもちゃだと
可笑しいですからね。
いつかは、褒めることで満足してもらうように
していく必要があります。
愛にABA(応用行動分析)で家庭療育していたのは
主に就学前。
現在、全くしていません。
しかし、何か問題が起きると
いろいろと行動分析学的な視点で考えます。
今のところ、問題行動は殆ど無いのですが
学校の勉強で、「理解がむずかしい問題」の時に
どう教えればいいか、
という時に、やはりそのような視点でいつも考えます。
ただ、教え方は一つだけでなく人により違います。
愛にはその方法が良くても
他の子にはもっといいやり方があるかもしれません。
いずれにしても
行動分析学的な視点で方法を考えるのは
これを勉強して良かった(書籍だけですが)と
思いました。
もうひとつ。
子供の療育だけでなく、
仕事(患者さんに薬の説明をすること)に役立てることが
できます。
私は病院に勤めていますが
入院患者の問題行動の原因を探ってみたりして
対処の仕方の選択肢が広がるような気がします。
自分の子供に対してのことが
自分の仕事にも利用できるのは
なにか得した気分です。