以前から「ABAは一種のリハビリのようなもの?」と
書いてきました。
この考えは、最近強く思うようになってきました。
障害児の療育は「植物を育てるようなもの」と言われるようです。
私もこの考えは支持しています。
水道の蛇口をひねる力がまだ無いのに
自分で水を出して手を洗えるはずがありません。
私のスタンスは
通常の年代の発達ならとっくにできているものの中から
子供の今の発達を見て、どこまで出来てどこから出来ないかを
見極め、出来ないことを細かく分けて教える(スモールステップ)
ことです。
出来るように手助けをする(促す)、という意味でこの療育(ABA)が
いいのではないかと判断しました。
先週、茂木さんの番組で
脳の片方の大部分が失われても知能が驚異的に
回復した人が紹介されていました。
脳の機能はそれぞれの部分でその役割が分担されています。
(「~野」と呼ばれているものです)
しかし番組で紹介された人は
事故で脳の片方がほとんど無くなってしまったにもかかわらず
両親の献身的なリハビリで知能が回復しました。
これは脳に代償機能があるためだそうです。
身近なところで「利き手」もそうかもしれませんよね。
左ききの人(私もそうです)の機能の一部は、脳の働きが
右利きの人と違う部分で代償されている、と考えれば
納得できます。
代償機能があるのならば、
ABAによって(リハビリ的効果を期待して)ある程度、
スキルの習得が可能になると言えるのではないか
と思う訳です。
ただ、子供の障害の程度もいろいろあるので
そんな簡単に習得できるものでもありませんが。
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