アメリカでは
グルテン・カゼインダイエットが盛んなのだという。
「グルテンは小麦に、カゼインは乳製品に含まれる。
両方ともタンパク質で不完全に消化されたペプチドの状態
で体内で吸収され、それが麻薬のような働きをして脳に悪影響を
及ぼすのだという。
なので、小麦製品や乳製品をやめると自閉症が良くなる、らしい。」
と同じようなことを以前の日記にも書きました。
最初に、麻薬と人のかかわりについて書いてみます。
麻薬・・・というとまず思い浮かべるのが、モルヒネ。
モルヒネというのは成分名で、植物のケシの実からとれる液を
固めて乾燥したものを「あへん」と言います。
その「あへん」の成分がモルヒネです。
そのモルヒネを医薬品として使うと、痛みを抑えたり、中枢機能の抑制が
起こります。
このように動物に対しなんらかな影響がある訳です。
そこで、
植物から採れたモルヒネを
人(動物)に使って何かの作用があった。
このことからなにが言えるのでしょうか?
それは人や動物にも、モルヒネに似た成分がもともと存在する、ということです。
薬物が動物の細胞に影響を与えるには、通常何処かに結合しなければ
なりません。鍵と鍵穴みたいなものです。(受容体といいます)
それがないと、影響を与えません。
なので、そのモルヒネに似た成分を「内因性オピオイド」といいます。
その内因性オピオイドというものはどのような働きをしているのか、というと
何かの作業をしていて、ふと手を見たら、手から血が・・・・
それを見たとたん、急に「イターッ!」っていうことないですか?
手を見るまで怪我をしているのに気がつかなかったこと・・・。
去年?だったか、バイクに乗った人が高速道路の壁に接触し
足首が切断された(かなり重症ですね)のに気付かず、数キロ運転していた、
ということがニュースで報道されていましたが、
これもその一例です。
内因性オピオイドの役割はおそらく、怪我をしたときなどのショックを和らげる
クッションのような働きをしているのではないかと思われます。
つづきはあとで。
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