子供が「ねえねえ、おかあさん?」と訊くと
「なあに?」といつも振り向く気のいいお母さん。
ある日、子供がいつものように
「ねえ、おかあさん?」と訊いてくると、
今日のお母さんは気分がすぐれないのか
機嫌が悪いのか、何も返事がない。
「ねえねえ、おかあさん?」と言っても
全く無視。
「ねえ、ねえってばー!おかあさん?」と言っても
お母さんは・・・・・・・。
そのうちに、
「もう!、おかあさん、聞いてよー!」
と怒って
子供は行ってしまった。
この子供の言動は問題行動ではありません。
子供がおかあさんに「ねえねえ」と訊くと
(注目してほしい)、
お母さんは「なに?」といつも聞いていました。
(注目を与えていた)
それでいつもお母さんに訊いていました。
(訊くことが強化されていた)
しかし、ある日突然母親が無視。
すると子供はなんとか母親から注意を引こうと
訊かせようとする行動が強くなります。
「ねえねえ」という態度が強くなり、最後には怒って
しまいます、そして訊くのをあきらめてしまいました。
(訊くことが消去された)
このような消去されるまでに一時的に起こる強い行動を
「消去バースト」といいます。
問題行動を消去していく過程で必ずといっていいほど
でてくると思います。
しかしそこであきらめてしまうと、問題行動を強化してしまいます。
そうなると、消去しにくくなるので大変になります。
実際の対処は専門家に任せたほうがいいと思います。
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