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もう2年程前のことですが、
山口大学病院のK医師の講演を聴きに行った時の話です。
大抵の痛みというものは
薬によって抑えられるが、中にはどうしても
薬の効果が出ない痛みというものがあるそうです。
原因を調べたところ、意外な事実が判りました。
この種の痛みは「周りからの注目により痛みが強化されている」
らしいのです。
どういうことか、と言うと
たまたま痛みがあって、その時に周りが(看護師や医師など)
「だいじょうぶですか?」とか「どうしたんですか?」などの声を頻繁に
かけること(周りが注目する)で痛みを感じることが強化されている
というのです。
そのような痛みに対しその医師の対処は
周りからの声かけを一切なくして、
逆に痛みが起こっていない時に「体調がいいみたいね」などの
声かけをする(注目をあたえる)ようにしたそうです。
その結果、痛みがだんだん消えていったとのことです。
その頃の私はABAを勉強し始めたころだったので
「医師は行動療法を知っているのだ」と思いました。
痛みの原因である「注目」をなくして痛みを消去し、
逆に痛みの起こっていない時に注目をあたえるという分化強化を
した訳ですね。