親(又は質問者)が、「これ知ってる?」と何かを見せて
子供がそれを知らなければ「知らない!」と答えさせることを
します。
この課題の目的は、知っている物だとそれを答える、
知らなければ「知らない」と言って区別する、ということです。
愛は知らない物でも、「知ってる?」と訊くと
「うん」と答えている時期がありました。
今から2年位前(2007年9月頃)でした。
まず、子供が知っている動物の人形やキャラクターの指人形など
(大人の手に入るもの)を幾つか用意します。
それらを机に並べ、子供はイスに座らせます。
そして端から順番に「これ何?」と訊いて
答えさせます。
(全て答えられたとします)
次に、人形の1つを取り、子供の目の前で両手の中に
隠します。
そして「これ何?」と訊きます。
子供は一部始終を見ているので、手の中に何が
あるのか判るので答えることができます。
答えたら手を開いて見せます。
人形を換えて2,3回やってみます。
これも多分答えられると思います。
そこで、今度は
子供が目を離した隙にそっと人形を手に隠します。
そして「これ何?」と手を見せて訊きます。
さて今度は何が手の中に隠されているのか
判りません。
子供は答えられず、黙るか他の物の名前を言うでしょう。
その時に助け舟をだします。
例を挙げます。
親:子供が見ていない時に、人形(きりん)を手の中に隠す。そして、
「これ何?」と訊く
子:「・・・・」(答えず)
親:「知らない」
と言って(プロンプトをして)手を開く(きりんが出てくる)。
親:「きりんさんだったねー」
親:今度はシマウマを子供に判らないように手の中に隠して
「これ何?」と訊く
子:「知らない」
親:手を開く(シマウマが出てくる)
「シマウマだったねー」
子供にとっては親の手の中に何が入ってるのか
知りたい、という気持ちがあり、それを早く知りたい為に
「知らない」と言うことで、手が開きそれが何かを知ることができるのです。
最初に用意する人形は「子供が知っている物」ということでしたが
なぜ知っている物で教えるのかというと
子供の知らない物を使うと、親が「知らない」と言って
手を開いた時、子供がそれを”「知らない」という名前のもの”だと
勘違いするからです。
この方法で教えると
自分の知らないことは知らない、とはっきり言うように
なりました。
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