先日アップした「ビタミンKを与えず乳児死亡」の記事ですが、
みなさんの注目度が高いようなので
もうちょっと書いてみます。
そもそも、「ビタミン」って一体なんなのでしょうか?
私が学生の頃は
「体にとって必要不可欠のものだけれども、人が体内で
合成できない」
と習いました。
そしてビタミンの特徴は微量で作用すること。
その為、
欠乏すると困るが、だからといって多く摂取しても意味が
無いこと。
(多く摂れば効果が上がるというのは間違い)
これらのことがビタミンについてのおおまかな概要です。
ビタミンKについては
ヒトでは腸内細菌で合成されています。
なので成人については通常、ビタミンKが欠乏することは
ありません。
しかし、新生児においては
ビタミンKの胎盤通過性が悪く体内蓄積が少ないうえに
母乳中のビタミンK含量が少ない。
その上、腸内細菌が未発達であるためビタミンK欠乏に
なりやすいのです。
これらを踏まえて今回の事件を考えると
何もないところから突如ビタミンKがでてくる、と思われている
ように思えてなりません。
全く不可思議です。
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