久々のおすすめ本です。
「親として大切なこと」
(松下幸之助) PHP研究所
http://www.amazon.co.jp/%E8%A6%AA%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E5%A4%A7%E5%88%87%E3%81%AA%E3%81%93%E3%81%A8-%E6%9D%BE%E4%B8%8B-%E5%B9%B8%E4%B9%8B%E5%8A%A9/dp/4569777406/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1290214491&sr=1-1
半年も前に出版されていたんですね。知りませんでした。
著者を見て、
「え?あの松下氏が?」と思いましたが、松下氏はすでに
亡くなられているので、実際は松下氏の考え方を研究している機関、
PHP研究所が出したものです。
したがって、本の内容を見る限り基本的な考え方は
従来、PHPから出されているビジネス本と変わりはないと思います。
しかし、この本をお勧めする訳は、
ビジネスとしての考え方を子育てに応用して書かれているということ、
そしてこの考え方は通常の子育てだけでなく、障害児教育にも
共通するであろう、
さらに障害児をもつ親の考えの持ち方にも影響を与えるのではないかと
考えるからです。
私達「親」はどうしても子供を上目線から見てしまいがちです。
”親だから自分たちの方がえらいのだ”と勘違いしている親が多いと
思います。
松下氏は本来、「人間は偉大なのだ」と主張しています。
「人間は誰でもすばらしい能力を持っている。
だからおろそかにしてはいけない」と。
「どんな人にでも敬意を持って接しなければいけない」と。
この本で、親は子供を子供としてだけではなく
「人間」という視点で見なければいけないと指摘しています。
ではそのような視点で見るためには何が必要でしょうか?
それは、やはり本に書かれていますが
「素直な心を持つこと」なのです。
その素直な心とは?
私は「考え方に迷った時、自分の損得を考えないで
本来どうすべきか」を考えて実行することだと思います。
つまり「自分にとらわれない考え」です。
親ひとりひとりがこのような考え方を持って
子供に接することが重要である気がしてなりません。
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