ここで注意する点を幾つか書いておきます。
まず、指示は何回もださないこと。
1回の指示でやらない時は、数秒待ってからやり直します。
指示を「手を挙げて・・・手を挙げて!」など何回も指示をだすとそのうちに
1回の指示ではやらなくなってしまうからです。
2回目は手伝って(プロンプトして)その通りにやらせる、そして
手伝っているけど、「よくできたね!」など褒める、お菓子を挙げる。(強化子を与える)
お菓子は少し(かけら位)あげます。あまりたくさんだと、お腹がいっぱいに
なるので強化子としての効果がなくなってきます。
最初できなければ、ずっとプロンプトでやらせます。
プロンプト無しでも9割できるようになると、その課題は習得したといえます。
ここでよくありがちな事は、手を挙げる指示で強化子を貰えたので
(親が)拍手しても手を挙げてしまう、ということがあります。
これには、プロンプトをして親のする通りにさせるのを解らせる必要があります。
子供は「なにか解らないが、親のする通りにするといい事がある」と思わせることが
大事です。
次にその通りにできた時の強化子の与え方ですが、
すぐに与えなければなりません。お菓子などは手に持っていて
1秒以内に与えること。
すぐに与えないと、子供は「何に対してのご褒美かわからない」からです。
最後に、課題は必ず正解させて終わること。
子供が嫌がったのでそのまま終わってしまった、となると子供はこれからも
嫌がってやらなくなります。
にほんブログ村
[0回]