タイトルから「難しいもの」という印象を受けるかもしれませんが、実は誰でも知らない間にABAを使っているのです。
これから少しずつですが、身近に使われているABAを紹介します。
子供に服の着脱を初めて教える時・・・・
ズボンのはき方を教える時、最初はズボンの片方の穴に両方の足を入れてしまうなど上手くいかないことがあると思います。
始めて教える時は、両足を穿かせた状態にして(もちろん親が手伝う)
ひざ位のところまでズボンをおろしておく。
最後の腰までひっぱりあげるところから自分でやらせる。
出来たら、「上手にできたね!」と言ってほめる。
ひっぱりあげることが上手くなったら、片足だけ穿かせた状態から始める。
”片足をズボンに入れる+ひっぱりあげる”が上手くなったら
両足を穿かせる所から始める。
”片方の足を入れる+もう片方の足も入れる+上までひっぱりあげる”
もうお分かりでしょうが、完成された状態から少しずつ後戻りしていくわけですね。
これを「バックチェイニング」と言います。
子供にとっては完成された状態を知っている訳ですから習得は難しくないと思います。
この方法は服を脱ぐ時、靴下やボタンの着脱などいろいろなことに応用できます。
大事なのは、出来た時に褒めてあげることです。
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