久々にABAネタです。
子供が悪い事をした時、宿題をせずに遊びに行こうと
した時、私たちは「こら~あッ!」などと怒ります。
叱られると子供は通常、悪い事をしなくなったり、宿題を
片付けてから遊びに出かけるようになります。
(すぐにそうなるかは?ですが・・・)
悪い事をする行動やすぐに家をでる行動が減る、ということ
です。
これは親が叱ることで行動が減っています。
子供にとって親に怒られることは、いやな事(嫌悪刺激と言います)
なので親の言う事を聞こうとするわけです。
このように、嫌悪刺激で行動が減少する事を「弱化」(正の弱化)
と言います。
同じように行動が減少する事に「消去」というのがありました。
では消去との違いはなんでしょうか?
消去は、行動が強化されていた強化子がなくなることで
行動が減少する事です。
自転車に乗っていてペダルをこぐのを止めると、だんだん
スピードが落ちてついに止まってしまいます。
これが消去。
同じく自転車に乗っていてブレーキをかけて止めるのが
弱化。(正の弱化)
ここからが本題です。
通常、親が子供に叱ると子供は親の気持ちを察して
次回は怒られないように行動を修正しようとします。
うちの子もそうですが、発達障害の子は人の気持ちが
理解できない。そんな子に”叱る”ということがどれだけの
効果があるのか?
とはいえ、親も人間です。
無意味だと知りつつ、つい怒ってしまいます。
そのたびに後で反省。
やはり、「~しようね」で対処しましょう。
では問題行動を嫌悪刺激でもって減らすということは
どういう意味になるでしょうか?
これは「虐待」の意味になります。
ABAでは正の弱化は禁止されています。
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