すべてのクラスの出し物が終わって、主任の先生の話があった。「ここまで、出来るようになって・・・」と感激して涙を流されていた。特に最後の年長組の後だったので余計にそうなったのかもしれない。もうすぐ卒園する年長組の子達は最長で5年も園にいたという。それだけに、先生の思い入れも特別だったのだろう。その間の成長はわずかだったかもしれないが、その小さな変化でも受け止めて感じるものがあったのだと思う。こんなことを書いて非難されるかもしれないが、私はそのことに共感しようとしたが、残念ながらできなかった。日本の療育においては「フリーオペラント」の考えが支配的である。
その考えでいくと、理解も共感もできると思う。しかし、現実は社会と大きく剥離しているのだ。今のままだとその溝はなかなか縮まらないだろう。自閉症であれ健常児であれ、この社会で生きていかなくてはならない。そのためのスキルを身につけなくてはならない。自閉症だからといって行くレールが決まっているわけではない。受け身の考え方は楽なのかもしれないが、問題を先送りしているだけのように感じる。
だからといって、先生に責任があるといっているわけではない。
先日も千葉?だったか、親が障害の子供を殺す事件があった。
日本の療育の考えが変わらなければ、これからもこのような事件は続くだろう。
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