金曜日の診察で先生に今一番困る事はなんですか?と訊かれた。
「うーん、やっぱり・・・・・
言葉というか、もうちょっと会話ができれば、と思うのですが・・・・」
「過去のことでも、今日の出来事のようにしゃべるので・・・」
「そのへんが健常の4歳児と決定的に違うと思います」
と答えた。
検査によると、短い文を言わせると、最後の部分しか言わない(覚えていない)らしい。
つまり、記憶があいまいになっている。しかしその反面、だいぶん前の事も覚えていたりする。そういう所は典型的であると言える。
老人の認知症は、最初に時間の記憶(今日は何月何日か、何曜日か、何時か)が無くなり、次に場所(ここはどこ?)が分からなくなり、最後に人が分からなくなる(あなた誰?、私誰?)という。そこが老人の認知症との違いである。
1か月後に今回の検査結果に基づいた数ページのレポートを貰えるらしく、それで今後の療育の方針を決めましょうとの事である。
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