昨日、EBMについての記事を書きましたが、
ちょっと言葉足らずの部分があったかもしれないので
補足します。
EBMに不足している大事なものが1つあります。
それは、医療を「受ける側」の背景です。
どういうことかというと・・・・
「受ける側」つまり、患者さんの置かれている環境ですね。
その方法を「提供する側」から提示された時、
家族の理解や支援はどうか、費用は・・・といったものです。
実はそのことはすごく大事なことです。
それらがすべてクリアできているのなら
「先生にお任せします」で問題ないと思いますが・・・。
もし、問題があるのなら「提供する側」とよく相談しなければ
なりません。
そして出来る部分でやればいいと思います。
「提供する側」はその出来る部分に全力を注ぐ必要が
あります。
EBMは生き物だということも、
科学は日々進歩しているので、今の方法が数年後も
支持されているとは限りません。
だからといって「EBMはあてにできない」、ということでも
ないのです。
いずれにしても、「根拠の無い」療法とは次元が違うことは
言うまでもありません。
こうしてみると、EBMをああだこうだと議論しなければ
いけないのは、「提供する側」だということですね。
「受ける側」の人は
ちょっと引いてEBMを見てみる、位がちょうどいいのかも
しれません。
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