先週の日曜日、JDDネット年次大会の続きです。
~知的・発達障害の人がハッピーになるために~
と題して、野沢和弘氏(毎日新聞)の記念講演がありました。
野沢氏にも24歳の重度の自閉症の息子さんがおられます。
この講演で、発達障害者の就労の話があり
積極的に知的障害者を雇っている会社を幾つか挙げて
述べられておられました。
ある会社では、ノベルティーグッズを知的障害者(軽度ではない)に
作らせているとか。
ノベルティーグッズとは、会社の社名などが入ったカレンダーやメモ用紙
クッキーなどです。
会社でなんと”紙すき”をして作るそうです。その原料の紙は
リサイクルしたものを利用するそうです。
紙すきは支援学校でも教えているそうですね。
なんと上手い考えなこと!
リサイクルの仕分けは自閉症の人は得意だそうで
普通の社員よりも完璧に仕分けしてくれるそうです。
なぜ、積極的に知的障害者を採用するのかというと
たしかに普段の能力は普通の社員よりも低いかもしれないですが
障害者の能力は、「伸び方の角度が急」らしいのです。
それが周りの社員のモチベーションを上げることに繋がるのだと
野沢氏は述べられていました。
つまり、障害者が居ることが周りの社員に好影響を与えている訳です。
その結果、障害者を積極的に採用している会社は業績もいいと
氏は話されていました。
にほんブログ村
[2回]