サプリメントで自閉症の症状を改善しようとする情報が、よく
インターネットや噂に聞いたりする。
サプリメントでは、自閉症はよくなりません。もし、よくなるのならサプリメントではなく薬として認められるはず。
このような誤った情報はなぜでてくるのか?
これは試験管レベルで、「ある物質が神経に何かの作用があり変化をもたらした。それで効果があるのでは?」ということで
そのある物質の含まれているサプリメントに効果があるのではという考えのようです。
しかし、分子レベルでは効果が
あっても臨床的に(実際に人に対して)効果があるのか疑問です。
たとえば、
一部の薬とグレープフルーツジュースとの間に相互作用があります。(グレープフルーツジュースにより薬の効きめが強くなる)
では、他の柑橘系の果物では
どうなのか調べた人がいます。
その結果、やはり「ある」とのことでした。
気の早い人だと、「みかんジュースもだめなんだ」と思うかもしれません。
ところが、薬に影響を与える位にみかんジュースを飲もうとすれば、たしか1日8リットル飲まなければなりません。
1パックが2リットルとして、朝昼夕と寝る前に各2リットルずつ飲む。体壊しますよね。
そんなに飲む人いるでしょうか?
要するに”現実的ではない”のです。
自閉症を改善させるというサプリメントはこの手が多いのです。うそはないと思いますが
現実的ではない、と思います。
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